Shooting party 「絵」を最終的に決めるのはフォトグラファー。だから、200%の結果を出してほしい。

冨沢ノボル Hair&Makeup Artist

気に入ったモノを2個買いして、その1つをプレゼンとする。
そんな感じで仕事をしてます。

アート作品のようなヘアメイクをファッション誌や広告、PV、コレクションなどで数多く発表する冨沢氏。
ネイルやピアスのプロデュース、DJとその活動はどんどん発展し続けている。
時代の先端を行く“美”をどうつくっているのか、フォトグラファーには何を求めているのだろうか。

OKかNGかギリギリのところにチャレンジ

---ヘアメイクアップアーティストとはどんなお仕事なんでしょう。

非日常の世界を作って演出する人ですかね。普段の生活の中で湧いてくるいろんなインスピレーション、色、光、形、アングル・・・・・・それらのイメージをきちんとビジュアルで見せることだと思います。

マスキングしながらまぶたにラメを重ねづけしていったり、まつげの下にさらにまつげをつけていったり、めちゃくちゃ細かな作業の積み重ねですよ。

モデルさんや女優さんと仕事をすることが多いんですが、彼女達も非日常空間を生み出すプロですね。いいモデルさんは何でも着こなすし、いろんなポーズもとれる。僕が言った「本日のメニュー」に合わせてなりきってくれます。女優さんは、役への入り方がもっと鋭くて「今日はオードリー・ヘプバーンで行きます」と言って、アイラインを一本引くともうすでになっている(笑)。ヘアメイクって非日常への誘導装置なのかもしれません。

---仕事をするときに心がけていることを教えてください。

誤解を招きそうですが、漠然とした誰かのためというよりも、自分と自分の周りのごく少数の人のウケを狙ってやっています。その方が見てくれる人達により伝わるのかなと。

自分が気に入ったモノを2個買いして、その1つをプレゼントする感じでしょうか。自分が納得したものの方が説得力があるんですよね。ただし、自己満足にならないように、きちんとベースを知った上で、ギリギリのところにチャレンジします。その姿勢はずっと変わっていないですね。

フォトグラファーは「眼」だと思う。
どう見てもいい

---- 頭の中に描いているものを、フォトグラファーに「こう撮ってほしい」と伝えなければならないと思うのですが。

最初にやりたいことやイメージを伝えますね。フォトグラファー
って「眼」だと思うんです。いろんな見方があって、どう見てもいいと思う。僕が思ってもみなかったアングルでやる人もいます。絵を最終的に決めるのはフォトグラファーなので、たとえ同じヘアメイクをやっても、撮り方でいくらでも仕上がりは変わっちゃう。そこで気をつけているのは、フォトグラファーの“温度”的な領域はとっておくというか、言い過ぎないことですね。僕もそうですけど、あまり伝え過ぎるとその人の良さが出なくなりますから。

ただ、仕上がりの良し悪しだけは伝えます。僕らは素のモデルを120〜150%にパワーアップさせようとしてやっているので、フォトグラファーには200%の結果を出してもらわなければ。メイクアップは、ハリウッドミラーというかなりいいライトが付いた鏡を使ってやります。だから、フォトグラファーには少なくとも、それ以上のライティングにしてもらわないと。それができなければ違う仕事を考えた方がいいんじゃないかって(笑)。

左)横からなびく髪の毛は、モデルの髪とは別もの。髪の位置や風の加減を調節しながら撮影した。
右)ちょうどいいとろみ加減のクリームを作って、おでこの上から垂らした瞬間を撮影。フォトグラファーには一発撮りで決めてもらった。こちらの作品は右上galleryコーナーでも紹介。
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Gallery
Hair & Make……冨沢ノボル(cube)
Photographer…半沢健
Stylist……………間山雄紀(AVGVST)
model……………Michaela.k(DONNA)
シュウ ウエムラ
lash bar 1st Anniversary 展示用作品
Hair & Make……冨沢ノボル(cube)
Photographer…半沢健
Stylist……………間山雄紀(AVGVST)
model……………Michaela.k(DONNA)
シュウ ウエムラ
lash bar 1st Anniversary 展示用作品
Photographer…TAKAKI_KUMADA(MILD)
model……………夢子(シュガー&スパイス)
2006年「装苑」1月号より
Hair & Make……冨沢ノボル(cube)
Photographer …半沢健
Stylist……………櫻井賢之(ViVid)
「GQ」2006年5月号掲載
Hair & Make……冨沢ノボル(cube)
Photographer …半沢健
Stylist……………櫻井賢之(ViVid)
「GQ」2006年5月号掲載
Profile プロフィール

冨沢ノボル
Noboru Tomizawa

ヘアメイクアップアーティスト

1967年生まれ。1989年東京マックス美容専門学校卒業後、河野ミツル氏に師事。1992年にフリーランスのヘアメイクとして活動を始める。1995年ヘアメイク活動のため渡米(NY)。1998年帰国。2004年にはネイルとピアスのブランド「RHYTHM」を自らプロデュース。
『VOGUE (JPN/TWN)』『Numero Tokyo』
『装苑』『流行通信』『marie claire』『GINZA』『Pen』『MEN’S NON-NO』『ENGINE』
『SENSE』『HARPERS BAZAAR (HK)』等、
国内外の多くの雑誌で活動。
Panasonic、 TOYOTA、 LEVI'S 、PARCO、日本マクドナルド、サッポロビールYEBISU等のTV-CM、広告。松雪泰子、野宮真貴、常盤貴子、UA、和央ようか、浅井健一、 YUKI、元ちとせ等を手掛け、
CDジャケット、PV、DRESSCAMPなどのコレクション等で活躍。
最近では、雑誌『Milk』にて子どものヘアメイクも。音楽好きとしても知られ、フォトグラファー半沢健氏と音楽ユニット「DJ花見」を展開中。

URLhttp://www.urobon.com/

Item アイテム

愛用している手鏡。手渡して目元をチェックしてもらう。モデルさん自らがビューラーでまつげをアップさせることも。

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